Experimental Racing」を発売した。これは自社開発の3Dエンジン「XnGine」を使って作られたものだが,際立つ個性があったわけでもなく,セールス的にはそれほど振るわなかった。 「Burnout Championship Drag Racing」 ……が,この結果を受けたBethesdaは一念発起し,レースゲームというジャンルの中で空き家となっていた,ドラッグレースのPCゲーム化に取り組んだのである。これは,「Burnout Championship Drag Racing」というタイトルで,1998年に発売されるや実際のドラッグレース業界でも話題となり,大ヒットを記録した。 一応説明しておくが,“Burnout”とは,レースのスタート前にリアタイヤを空転させ,タイヤを温めてグリップ力を高める行為のこと。Electronic Artsも「Burnout」というレースゲームのシリーズを発売しているが,Bethesdaとの関連性はない。 EAのBurnoutが,多くの人にとってすぐに思い浮かぶであろうタイプのレースゲームなら,メイプルストーリー RMT,BethesdaのBurnoutはドラッグレースという,やや特殊なジャンルを取り扱っているのが大きな違いである。 ドラッグレースとは,2台のクルマで規定の直線コースをいかに速く走り抜けるかを競う,アメリカ生まれのモータースポーツである。ここでいう“ドラッグ”は,“ものを引きずる,平らにならす”といった意味。直線を走る2台のクルマの姿が,まるで一方が一方を引きずっているように見えることや,走行後の地面が平らになることなどから名付けられたらしい。 日本では,1/4マイル(約400メートル)のコースを走る,“ゼロヨン”が,そこそこ有名な存在だろう。そういえばPCエンジン用に「ゼロヨンチャンプ」という,ギアチェンジのタイミングが非常にシビアなゲームがリリースされていたっけ……,IXA RMT。 「NIRA Intense Import Drag Racing」 そんなこんなで,Burnout Championship Drag RacingをヒットさせたBethesdaは,1999年に同じくドラッグレースゲーム「NIRA Intense Import Drag Racing」を発売。これは,「NIRA」(National Import Racing Association)と提携した作品だ。
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