。それを機に再び3人で集まり,有限会社を立ち上げたんですよ。 : では,祁答院さんの代表作である「コープスパーティー」シリーズについて。大元となるPC-9801版は,お一人で制作されたんですか? 祁答院氏: ほとんどの部分は僕が制作しましたが,聖剣 RMT,音楽部分だけは濱本麻央にお願いしていました。 : 当時の祁答院さんは大学生だったと思うのですが,どういった経緯で制作を? 祁答院氏: 漫画研究会に所属していた時期,ちょうど22歳くらいのときに,阪神?淡路大震災の影響で学校に通えなかった時期がありまして。その時間を利用して制作しました。 その頃,学校ではちょうど卒業課題のチーム制作が進んでいたんですが,学校に行けないのをいいことに,作業をほかのメンバーに任せっきりにしちゃいまして。僕は家でゲームを作っていましたね。それに関して,未だに恨みごとを言われます(笑)。 : やむを得ない事情があるとはいえ,それは恨まれますね(笑)。 祁答院氏: とはいえ,今「コープスパーティー」が賑やかになってきているから許す,とも言われています(笑)。良かった! PC版「コープスパーティー」パッケージ : そもそも「コープスパーティー」の着想は,どういったところから得たものなんでしょうか。 祁答院氏: 最初は漠然としていて,「学園ホラーを作りたいな」という程度のものでした。それまでは,「リトルチェイサー」や「サバトの女王」のような,ファンタジー系の作品ばかりを作っていたので,何か現代モノを作りたかったんですよ。 : ジャンルとして学園ホラーを選んだことに,特定の作品の影響はあるんでしょうか。 祁答院氏: 強いて挙げるなら,ディスクシステムで発売されていた「ファミコン探偵倶楽部」です。“かわいい絵柄だけど怖い”という「コープスパーティー」に通じるギャップを持っている作品で,そこから受けた影響は大きいですね。 : ちなみに「コープスパーティー」のシナリオに関しては,何かモデルなどあるのでしょうか。 祁答院氏: これといってないですね。シナリオは,まず最初にストーリーの始まりとラストを思い付き,あとはその間を埋めていったという感じです。 : では,あの“救われないエンディング”は最初から決まっていたということですか……。 祁答院氏: はい。ああいった結末になるべくしてなった,ということです,ファイターズクラブ RMT。 : 「ハッピーエンドにするつもりなんかサラサラなかったぜ
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